伊豆大島ジオパークの三つ目の矢印がありました。このまま進むと「裏砂漠」と「風の丘」があるそうです。先に続く道は少し上り坂になっていて三原山が見えなくなりました。また、振り返ると遠くにホテルのようなものが見える気がします。
時間は朝8:18です。
歩き進めて丘を越えると、再び黒々とした三原山が見えました。歩くほどに三原山が大きく見えるようになりました。時間は朝8:22です。
これまで来た道を振り返ると、遠くに大島温泉ホテルがかすかに小さく見えました。左の写真は望遠でようやく見えたホテルの姿です。赤い屋根が特徴ですね。
歩き進むほどに振り返って見えます。もう、周囲には低木もまばらになり、すすきと火山性の岩石の原が広がるばかりです。
時間は朝8:26です。
おもしろい奇岩です。何か動物のサイでしょうか?
時間は朝8:27です。
四つ目の伊豆大島ジオパークの矢印があり、三方向までのそれぞれの距離が記されていました。矢印によると、本日の目的地の三原山火口までは、「お鉢めぐりコース」は1.4キロメートル。「三原山火口展望台」は1.9キロメートル。「裏砂漠・風の丘」は270メートル。「櫛形山第二展望台」は1.1キロメートル。「ジオ・ロックガーデン」と「大島温泉ホテル」までは2.0キロメートルの距離があるとありました。
本日の目的地は三原山火口です。それで三原山火口を目指して進むことにしました。
ふと横を見るとまた大きな奇岩がありました。時間は朝8:28です。
左の地図を見ても分かるように、「裏砂漠・風の丘」「櫛形山第二展望台」への確かな道はないようです。
三原山は伊豆大島にある活火山で、その火口からの景色は壮観です。火口展望台はいくつかありますので、以下に詳細をご案内します。
1. 火口(西)展望場 (C5-18)
- 位置、34.726059, 139.392343
- 所要時間、三原山山頂口Pから徒歩約50分
- 特徴、山頂口駐車場からの道は舗装されており、手軽に火口を眺めることができる展望台です。標高差は約160メートルで、ベビーカーでもアクセス可能です。火口の底まで見渡せるよりダイナミックな景色を望む場合は、さらに南へ15分ほど進んだ場所にある火口展望所がおすすめです。
2. 火口展望所 (C5-09)
- 位置、三原山山頂口Pから徒歩約60分
- 特徴三原山最大のA火口(中央火孔)の全容を眺めるのに最適な場所です。舗装道の終点にある火口西展望台よりも迫力のある眺めが楽しめます。火口の壁面は熱を持っているため、冬鳥たちが暖を採りに集まってきます。
3. 新火口展望台 (C4-02)
- 位置、バス停「新火口展望台」前
- 特徴、三原山を少し違った角度から眺めることができます。特に、B火口列がよく見える場所で、夜は周りの明かりがないため星を眺めるのにも適しています。夕日をあぶる夕刻や秋のススキの美しい季節に訪れるのもおすすめです。
櫛形山は、伊豆大島にある美しい山で、その第二展望台は素晴らしい景色を楽しむ場所です。以下に詳細を示します。
- 櫛形山(くしがたやま)は、伊豆大島の一部であり、その山頂は672メートルの高さに位置しています。
- 第二展望台は、櫛形山の最高地点であり、標高は**571メートルです。ここからは、南アルプスや伊豆大島の美しい風景を一
望できます。
伊豆大島にある「裏砂漠」は、日本で唯一の砂漠です。三原山の北東側に広がり、火山灰とスコリア(火山噴出物)で覆われた黒い大地が特徴です。
この砂漠は、過去に何度も三原山の噴火によって形成されました。噴出した石でできた砂漠で、一面に広がる黒い世界はまるで異世界のようです。東京都とは思えないパノラマの絶景が楽しめ、パワースポットとしても知られています。
裏砂漠には複数の散策ルートがあります。例えば、「月と砂漠ライン」は王道のコースで、レンタカーやバイクで訪れることができます。途中の駐車場から徒歩約10分ほどで裏砂漠の展望台に着き、遠くに見える海と一面黒の地面のコントラストが美しいスポットです。
また、バス利用者には「大砂漠コース」がおすすめです。手軽に裏砂漠を歩けるこのコースは、大島一周道路の「大島大砂漠」バス停近くに入口があります。緑と黒の景色が交差するエリアを歩いて、三原山と360度黒に覆われた月面のような絶景を楽しめます。
矢印が示す「裏砂漠・風の丘」と「櫛形山第二展望台」の方向を見ると道はあまりはっきりとせず、少し不安になるような感じがしました。が、頑張ってくることにします。
時間は朝8:29です。
五つ目の伊豆大島ジオパークの矢印があり、四方向までのそれぞれの距離が知りされていました。「裏砂漠・風の丘」は150メートル。「櫛形山第二展望台」は1キロメートル。「お鉢巡りコース」は1.4キロメートル。「三原山火口展望台」は1.9キロメートル。「テキサスコース」(大島公園・都道口)は3.3キロメートル。「ジオ・ロックガーデン」(大島温泉ホテル)は2.1キロメートル。
今回の登山は、三原山火口が目的地でしたが、「裏砂漠・風の丘」にも興味がわきましたので、少し冒険してみることにしました。
時間は朝8:31です。
周りを見渡すと人っ子一人いない原野が広がります。時間は朝8:32です。
「裏砂漠・風の丘」に向かって歩いているつもりです。ただ左を見ても、右を見ても果て無しく続くような黒々とした道が続いています。不安な気持ちになりました。果たして、「裏砂漠・風の丘」はどっち?
時間は朝8:34です。
今回、私は「大島温泉ホテル」から三原山火口を目指して歩く途中で「裏砂漠・風の丘」を目指して歩くことにしましたが、普通は左の地図の「月と砂漠ライン」のコースを行くようです。
これは後から知ったことですが、最初から知っていたら、今回のチャレンジをすることはなかったでしょうね。
少し「裏砂漠・風の丘」を目指して何となく歩いていると地面の色が黒から灰色に変わりました。左の写真のように不思議です。大島ジオパークって不思議なことばかりですね。
個々の地面のことを「スコリア」というそうです。
「スコリア」(英: *scoria*)は、火山噴出物の一種で、塊状で多孔質のもののうち暗色のものです¹。この岩滓は、主に玄武岩質のマグマが噴火の際に地下深部から上昇し、減圧することによってマグマに溶解していた水などの揮発成分が発泡**したため多孔質となったものです。スコリアは一般的に黒色から暗灰色をしていますが、噴出した時の条件によってはマグマに含まれる鉄分が酸化して**紫から赤色**になることもあります。
スコリアは、火口から放物線を描いて放出され、周囲に同心円状に(風がある場合には楕円形状に)堆積します。ひとつの火口から大量に放出されるとスコリア丘を形成します。また、火山灰や火山礫と一緒に火砕流として山腹の斜面や谷を流下することもあります。特にスコリアを主な構成物質とする火砕流をスコリア流と呼びます。
地面のスコリアの色が灰色になりました。左の写真はわたしのまえに広がる情景です。どこに向かえばいいのかの矢印はなにもありません。右の写真は後ろを振り返ったときの情景です。ここまで、何となく歩いていますが。これで正しいのでしょうか。不安だけが心につのります。時間は朝8:37です。
何となく上り坂を歩いていると少し開けた場所に出ました。この場所は広場になっています。後でわかったのですが、左の写真に写っている三原山を右に見ながら麓を歩いていると「裏砂漠・風の丘」から「櫛形山第二展望台」に行けたのですが。この時は何も分からず、ただ不安な気持ちでいっぱいでした。
右の写真は噴火警戒機器です。時間は朝の8:39です。
左の写真に見える山の頂を目指して歩いて行くと「裏砂漠・風の丘」「櫛形山第二展望台」に行けるのですが。この時はここが限界でした。後に戻って、さっきの「伊豆大島ジオパーク」の矢印まで戻ることにしました。時間は朝の8:40です。
さっきの五つ目の「伊豆大島ジオパーク」の矢印まで戻ってきました。さあここから、三原山火口を目指して登ります。
時間は朝の8:46です。